アクティブ防災とは? アクティブ防災の特徴
❶ 生活者としての視点をいかした防災
これからの防災は、命を守った後に、生活を守ること——生活者としての女性の視点——を考慮した備えが不可欠です。日常生活やライフスタイルの延長上にある防災は、負担感が少なく、取り組みやすいのも特徴です。
防災は専門家でなければできないか?
専門家でも予測が不可能な防災。正解(BEST)を待つのではなく、
我が家が取り組める適切な方法(BETTER)を目指しませんか?
アクティブ防災で、目指すのは
防災そのもののプロではなく、、
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防災を啓発するための、
企画・伝達のプロ -
共助ネットワークを
築くための、
コミュニケーションのプロ -
子どもと一緒に
生きる力を伸ばす、
考えて行動するプロ
❷ 課題解決型の防災
防災は、私たちの生活全般に関わってくることです。そのため備えるべき範囲が広く、100%の備えを目指すのは簡単なことではありませんし、災害がある度に繰り返される「想定外」の多さを考えると、100%の備えが存在するのか?と疑問に思うこともあります。ただ、だからと言って、まったく備えないというのでは、命や生活、未来を守れません。
東日本大震災をはじめ、過去の震災体験から現在の防災に欠けているもの(課題)が数多く指摘されています。
また、防災の取り組みを初めてみると、その都度さまざまな課題にぶつかります。
アクティブ防災講座で提供するのは、課題を解決しようとするプロセスです。
もちろん、プロセスの1つとして、この課題に対する解決法の1つを紹介することはあります。でも、それはベストではなく、あくまでその時点でのベターです。
ここ数年、毎年新しい気象用語が出てくるように、環境は絶えず変化しています。また、毎日、大量の製品、アイデアが生まれていることを考えても、課題に対する解決法も常に進化していくべきだと思っています。
❸ 生きる力をのばす防災
“できることから始める防災” “〜しながらの防災”がアクティブ防災の基本です。まずは負担が少ない取り組みから始め、楽しく活動しているうちに、防災力を高めることができます。
自然災害は想定ができません。そのため目指すは“自分で考え、行動する防災”です。どんな危機にも対応できる「生きる力」を高めていきましょう。